関西の太陽光発電技術を世界へ/JICA太陽光発電導入支援研修(A)(2011年9月)

大阪市立大学にて測定機器を用いて実習を行いました。

PREXでは、JICAの委託を受け、13カ国18名の行政官を対象に、9月13日(火)から10月14日(金)まで「太陽光発電導入支援計画研修(A)」を実施しました。太陽光発電の研修は非常にニーズが高く、昨年より全世界を対象に年3回(A、B、C)それぞれ3カ年計画で行い、そのうち2回(A、B)をPREXで実施することになりました。今回は(A)コースで、3カ年計画の2年目にあたり、「系統連系システム(太陽光発電や風力発電などで発電した電力を、電力会社の送電または配電線に接続して運用するシステム)」導入のニーズが高い国々を対象に実施しました。

太陽光発電技術の先進国”日本で学ぶ
 

関西の太陽光発電産業クラスターを訪問 近年、低炭素社会の実現をめざし先進国・途上国を問わず、再生可能エネルギーの導入は重要案件となっています。途上国においては、気候・風土的利点をいかし、水力、風力、バイオといったエネルギーを活用しています。また、無限のエネルギーである太陽光を活用した太陽光発電の導入を加速化する動きが顕著になっています。そのためには、太陽光発電の導入や、持続的なオペレーション・メンテナンスの方法などに関する知識を十分に習得する必要があります。 
関西地域には、太陽光パネルメーカーや電池メーカー、住宅に太陽光発電装置を設置するハウスメーカーが集積しています。本研修においては、この“太陽光発電産業クラスター”を活用するため、関西経済連合会のご支援を得て、関西の太陽光発電関連企業への訪問を中心に研修プログラムを構成しました。

各国と関西のビジネスマッチングに期待 

今回は、JICA専門員の小川様をコースリーダーとし、コンサルタントの吉野様や大阪市立大学の小槻教授というエキスパートの先生方から、懇切丁寧な講義・指導をいただきました。日本の太陽光発電産業の歴史から、太陽光技術の基本的事項、日本の再生可能エネルギー政策についての理解を深めました。 
研修に先立ったカントリーレポート発表会、また研修の締めくくりの成果報告会では、各国の研修員から母国のエネルギー・電力事情、太陽光発電の状況、研修を受けての考察などの報告がありました。また関西経済連合会会員企業と意見交換の機会を通じて、ご参加の方々と具体的な太陽光プロジェクトにも踏み込んだ情報交換ができました。今後の各国と関西のビジネスマッチングが期待されます。
(国際交流部 森)

研修概要

研修名
太陽光発電導入支援計画研修(A)
実施期間
2011.9.13(火)~10.14(金)
研修参加者
13カ国18名の行政官
委託元機関
独立行政法人国際協力機構(JICA)大阪国際センター
関係機関
関西経済連合会、大阪市立大学、地球環境センター
お世話になった方々、企業・団体(敬称略、訪問順)
JICA国際協力専門員 小川忠之、JICA国際協力専門員 林俊行、吉野コンサルタント 吉野量夫、関西電力堺太陽光発電所、チェンジ・エージェント、JICA国際協力専門員 新関良夫、歴史街道推進協議会、シャープ グリーンフロント堺、大阪市立大学教授 小槻勉、関西電力、大阪市柴島浄水場、近畿経済産業局資源エネルギー環境部、ジーエス・ユアサコーポレーション、大阪ガス、浜田、パナホーム、JICA本部、ゴウダ
研修のテーマ :  環境