研修参加者は途上国と日本の架け橋
2009年6月1日から26日まで実施した、JICA大阪からの委託研修「中小企業政策セミナー」には、10か国から10名の中小企業振興に携わる行政官等が参加した。研修を終えた研修参加者は、自国の発展のために熱意を持って取り組んだ研修成果とともに、日本の文化や人との触れあいなどの体験を通じて、日本に対するそれぞれの想いを胸に帰国の途についた。研修参加者から、来日中に感じた日本や日本人に対する印象についての話を聞いた。

研修参加者の話からは、自国の考え方との違いを感じながらも、彼らなりに、日本を理解し、日本、関西との交流を続けたいという気持ちが伝わってきた。研修事業を通じた国際交流は、PREXの大切な使命である。帰国後、彼らが、自国と関西の人的交流の架け橋となってくれることを期待したい。

国際交流部 コースプランナー 奥村 玲美
※各国情報(出展:外務省ホームページ)

国名:カンボジア
氏名:Ms. POY Rathany
所属:産業・鉱業・エネルギー省 小産業・手工芸局担当官

日本は発展した国でとても清潔だ。また、日本人は勤勉でお互いを尊重していると感じた。仕事をきっちりとやり遂げているのが印象に強く残った。カンボジアにはアンコールワットなどの世界遺跡があり、もっと日本から観光に来てほしい。

*カンボジア
【面積】18.1万キロ平方メートル
【人口】1,340万人
【主な言語】カンボジア語
国名:カメルーン
氏名:Mr. Jean Marie Louis BADGA
所属:中小企業・社会経済・手工芸省中小企業部 副部長

実際に来日して日本の成功の秘密を理解することができた。日本人は大変勤勉であり、愛国心があって日本の国が好きな人が働いているという印象である。日本人がコーヒーを好きなのがわかったので、コーヒーを輸出することが良いかもしれない。

*カメルーン
【面積】47.5万キロ平方メートル
【人口】1,890万人
【主な言語】フランス語、英語
国名:モンゴル
氏名:Ms. Tserennadmid BAYARAA
所属:モンゴル商工会議所 中小企業・全国産業振興部 担当官

日本では公的機関と民間企業との連携など官民のパートナーシップが構築されていると感じた。交通機関が発展しているのに驚いた。何事も段取りからきちんと考え、計画どおりに進んでいくことに感心した。日本からだけではなく、各国からの研修員とも友人になることができ、世界各国の政策や文化も学ぶことが出来た。

*モンゴル
【面積】156.4万キロ平方メートル
【人口】270万人
【主な言語】モンゴル語
国名:チリ
氏名:Ms. Maria Carolina MORENO DROGUETT
所属:経済省 中小企業局 アドバイザ

日本は素晴らしい国で物事が時間通りに、きちんと企画されて進んでいく。日本人はとても親切で、例えば地下鉄でも言葉がわからなくても助けてくれた。日本の成功の秘密は「人」にあるのではないだろうか。広島に原爆が落ちてから64年でここまで復興し、発展した秘密は人にあると実感した。人々の意識を変えることは簡単ではないが、何とかできそうな気がする。

*チリ
【面積】75.6万キロ平方メートル
【人口】1,659万人
【主な言語】スペイン語
国名:クロアチア
氏名:Mr. Edo CETINA
所属:イストラ郡開発庁 専門連携担当官

日本は自然が豊かで地方に行くと緑や山が美しい。日本人は礼儀正しく、常に笑顔で接してくれる。日本には数多くの食べ物があり、滞在中には天ぷらやすきやき、そばなど日本食を楽しむことが出来た。また、日本製品は品質が高く、これからも日本製の自動車や電化製品を使い続けたい。

*クロアチア
【面積】5.6万キロ平方メートル
【人口】443.6万人
【主な言語】クロアチア語
国名:エルサルバドル
氏名:Mr. Nelson Antonio ALFARO CEA
所属:経済省 品質・技術班 品質・生産性専門官

日本や日本人、日本滞在に関する感想を10個挙げたいと思う。 1.技術、特に交通システムの発展がすばらしい。2.礼儀正しい。3.社会的な調和が確立している。4.お互いを敬う。5.若い世代が楽しそう。6.自然が豊かで美しい。7.ビールと寿司がおいしい。 8.ノミニケーションを大切にしている。9.みんな親切。10.研修員仲間という素晴らしい友人に出会えた。

*エルサルバドル
【面積】2.1万キロ平方メートル
【人口】685万人
【主な言語】スペイン語
国名:インド
氏名:Mr. Sindhupathi Raja
所属:投アンダマン・ニコバル諸島連合区産業局 上級担当官

日本では道路や橋や通信などインフラが発展して大変驚いた。戦後たった60数年でここまで復興させたことは素晴しい。日本人は仕事に対し非常に熱心で、時間通りに計画を進め、業務は必ず遂行する。ただ、日本とインドの文化は大きく違うため、日本の技術を学んで持ち帰ることは出来るが、取組姿勢や文化を自国に持ち帰るのは難しいと感じた。

*インド
【面積】328.7万キロ平方メートル
【人口】10億2702万人
【主な言語】ヒンディー語(他21言語)
国名:パキスタン
氏名:Mr. Lal DINO
所属:投資省 投資委員会 政策投資部長補佐

日本人は規律正しく、相手を敬うのが印象的。日本は整然としていて、非常に清潔で駅でさえも紙くず1つ落ちていない。教育面では、100%の就学率に驚かされた。過去には戦争があったものの、日本人は未来をより良いものにするため前向きに考えていると感じる。ただ、若い人がなかなか結婚しない疑問が残ったままである。

*パキスタン
【面積】79.6万キロ平方メートル
【人口】1億6,090万人
【主な言語】ウルドゥー語
国名:サウジアビラア
氏名:Mr. Mohammed Khalid M.ALHEZAB
所属:技術・職業訓練機関 研究・情報管理官

「なぜ日本は成功したのか」という疑問は、今回の訪日によって日本の全体像を理解することが出来、解消することができた。例えば、新幹線開通以来事故が発生していないことは、日本人が物事を適切に遂行していることの現われだと理解できた。私は世界35カ国ほどの国を訪問してきたが、日本はその中でも特別。日本人は時間を守り、仕事に真剣に取り組んでいる。また、日本人は相手を強く敬う気持ちが強いように思った。

*サウジアラビア
【面積】215万キロ平方メートル
【人口】2,400万人
【主な言語】アラビア語
国名:ウズベキスタン
氏名:Mr. Bahtiyor RAJABOV
所属:独占禁止・競争支援・起業国家委員会 委員長室 委員長補佐

日本は資本主義の国だが、インフラが整備されているなど社会主義的に感じた。日本の文化、日本の人は大変素晴らしい。例えば日本人は思ったことをすぐに口に出したりしないが、その文化は良いことだと感じた。中小企業が、会社自体が家族のように思えたのが印象に残っている。

*ウズベキスタン
【面積】44.74万キロ平方メートル
【人口】2,780万人
【主な言語】ウズベク語