エチオピアにカイゼンを/JICAエチオピア 品質・生産性向上計画調査本邦研修(2010年5月実施)

現在JICA(国際協力機構)は、エチオピアで「カイゼン・プロジェクト(品質・生産性向上計画調査)」(2009-2011)を実施しています。今回の訪日研修には、プロジェクトを担当する行政官(カイゼン・ユニット)10名とパイロット企業(※)から経営者・幹部10名が参加し、企業訪問などを通じて、日本企業における実際の「カイゼン」活動の状況や効果を学びました。

※ 「カイゼン・プロジェクト」のモデル企業

中川産業での工場見学。「カイゼン」実践の状況、その成果をご紹介いただきました。

関西企業の10社を訪問

エチオピア貿易産業省は「カイゼン・ユニット」を設置し、エチオピア国内での「カイゼン」活動普及のための人材育成と、国内の企業30社に診断・指導を行うプロジェクトを開始しました。本研修団への参加者は日本のカイゼン活動の基本的な内容を、既に現地で日本人専門家から学んでおり、訪日研修のミッションとしては、「実際に日本で行われているカイゼン活動を見て、カイゼンの効果を体感する」という点に強く置かれていました。

現在エチオピアで実施しているカイゼン活動の促進になるように、できるだけ具体的なカイゼン事例を紹介するプログラム作りを行いました。訪問先企業各社には、日々の積み重ねで達成されてきたカイゼン活動の成果を研修員のために切り取ってご紹介いただくなど、大変なご尽力を頂きました。訪問させて頂きました企業は計10社になり、各社オリジナルのカイゼン活動、その活動の立ち上げ方法や実施状況、活性化のために苦労している点、どのように活動が積み重ねられているのか、その効果といったように、まさに「生きているカイゼン」を現場で見せて頂きました。

エチオピア企業からの参加者

エチオピア国内の企業30社に個別の診断・指導を行うパイロットプロジェクトに選抜された企業の業種は、『(1)金属・機械、(2)化学、(3)農産品加工、(4)繊維・衣科、(5)皮革』の5セクターです。その30社のうち、10社から経営管理社及び幹部社員が、関西での研修に参加しました。エリオピア紙・パルプ会社の品質課長、パイプ会社の品質保証課長、紡績会社のシニア生産技術者、金属工業会社の社長、皮革産業会社の経営管理部長、貿易産業のR&D部長、食品会社の製造部長、食用油会社の副工場長などのメンバーが集い、自社でのカイゼン導入に向け、熱心に研修を受けました。

国際交流部・コースプランナー 西阪 三友紀

事業概要

研修名
「エチオピア国 品質・生産性向上計画調査」本邦研修
実施期間
2010.5.10(月)~21(金)
研修参加者
カウンターパート機関「カイゼン・ユニット」10名、企業参加者10名
委託元機関
独立行政法人国際協力機構(JICA)大阪国際センター
お世話になった方々、企業・団体(敬称略、訪問順)
サミット・ラボ 杉村取締役社長、西垣靴下、枚岡合金工具、協同食品センター、カワノ、エクセディ、住友電気工業、中小企業診断協会 大阪支部、近畿経済産業局、カタギ食品、中川産業、大阪産業安全技術館、ターナー色彩、松下幸之助歴史館
研修のテーマ :  経営管理