PREXラオス同窓会設立~ラオス研修参加者の情報交換の場に~/ラオスPREX同窓会フォローアップ「商品開発」現地研修(2007年7月)

PREXでは2002年度から同窓会が設立された国の研修参加者や現地関係団体を対象に、フォローアップ事業を実施してきた。フォローアップ事業を通して、それぞれの国や地域の人材育成に対する支援と国際交流の促進につなげていくことが目的である。今回13番目の同窓会を設立すると同時に、その同窓会員向けにフォローアップセミナーを実施するため、PREXとしては初めてラオス・ビエンチャン市を訪問した。

PREXラオス同窓会会長 ケオダラ・マニソット氏からの挨拶

2007年7月18日、ラオス日本人材開発センターで日本の企業経営に関するワンデイセミナーが開催され、PREXの訪日研修に参加した研修参加者も出席した。

その日のハイライトは同窓会の設立に向けての話し合いだった。全員の合意に基づいて、同窓会が設立され、会長と副会長が選出された。その後、夕食を共にしながらこれからの継続的な協力を確認した。

同窓会会長として、同窓会員が一つの大きな家族になったことをうれしく思っている。私達がまずしたいと思っていることは下記の3点である。

  1. お互いを深く知ることによって、知識や経験を共有したい。
  2. スポーツ、リサーチ、セミナーなど一緒にできる活動を計画したい。
  3. PREXとの関係を保つことで、日本に関する新しい情報を得たい。

また、PREXとセミナーを企画したい。そのため、PREXには次のことをお願いしたい。

  • 日本に関する情報を頂きたい。
  • PREXが主催する研修に参加させて頂きたい。
  • 年に1回同窓会員を対象としたセミナーを企画して、同窓会員がPREX職員と再会する場を設けて欲しい。
  • 他のPREX同窓会と出会う場を設けて欲しい。
  • リサーチを行うための資金援助をお願いしたい。リサーチによって、同窓会員が協力し、社会へ還元することができるからだ。

最後に、ラオス同窓会を代表して、今回のセミナー開催の機会を与えて頂いたこと、また同窓会を設立することができたことに感謝したい。これからもこのような良い関係を継続し、皆様と再会できることを楽しみにしている。

PREXラオス同窓会会長 ケオダラ・マニソット(ラオス日本人開発センター所長)

右から2番目がPREXラオス同窓会長のラオス日本人材開発センター所長ケオダラ・マニソットさん。

ラオスでのワンデイセミナーに参加した同窓会メンバーら。

ラオスの風景

商品開発でラオスの産業育成を目指す[ビエンチャン市 PREX同窓会フォローアップセミナー]

PREX13番目の同窓会として、今回の同窓会フォローアップセミナー開催時に設立されたラオス同窓会。34名の研修参加者を束ねる初代同窓会長に選ばれたラオス日本人材開発センター所長のケオダラ・マニソット氏から、今後の同窓会活動への思いを寄稿頂いた。

「商品開発に関するセミナーを実施しましょう」と滋賀大学 小田野教授にお願いしたものの、果たして研修参加者は興味を持ってもらえるのだろうか。日本で得られる情報が限られていることもあって、イメージを今ひとつつかめないまま、ビエンチャンに降り立った。

産業育成がラオスの経済発展の鍵

商品開発をテーマに同窓会フォローアップセミナーを開催。40名が参加した。

セミナーでは厳しい国際競争に巻き込まれることを意識してか、日本の経験とラオスへのアドバイスに質問が集中した。

町で見かける日用品はほとんどがタイや中国からの輸入だ。ラオス製を見つけるのが困難だ。観光が主要な産業の一つというが、バックパッカーの欧米人を見かけるぐらい。さほど外貨を落としてくれるようには見えない。現在ラオス経済に貢献しているのは電力と鉱物資源と聞いた。そのような状態におかれているが、アセアンの一員として本格的にAFTAに組み込まれること、また、東西経済回廊が完成したこともあって、これからの産業育成がラオス経済発展の鍵を握っている。

セミナーでは、ちょっとした工夫や付加価値をつけたことで商品の販売を伸ばしている日本企業の事例を紹介した。日本企業だからできたのではなく、消費者を見ることによって出てきた商品なのだということを分かってほしい。以前日本に来たことのある研修参加者なので、自分達の体験からも分かってほしい。厳しい国際競争に巻き込まれることを意識してか、日本の経験とラオスへのアドバイスに質問が集中した。

PREXラオス同窓会の輪に期待

セミナー当日には参加できなかった研修参加者も合わせて34名が、PREXでの研修に参加したという共通の体験を持って友好関係を継続しようと同窓会を設立した。PREXにとってはラオスの友人であると同時に、貴重な情報源だ。小さな国ラオスで大きな同窓会の輪になることを期待しつつ、ビエンチャンを離れた。

国際交流部 主事 三浦 佳子

ラオス同窓会フォローアップセミナー

実施期間
2007.7.18
研修参加者
PREX同窓会員及び企業経営幹部 40名
関係機関
PREXラオス同窓会
内容
商品開発の重要性
講師
滋賀大学 小田野純丸 教授