日本とのビジネスに高い関心/インドネシア「食品の安全性と環境への配慮」現地研修(2008年7月)

PREXでは(財)海外技術者研修協会(AOTS)の制度を利用して、(社)関西経済連合会とともに、インドネシア・ジャカルタで研修を実施した。7月15日から17日の3日間で、インドネシアの主要輸出産業である食品の日本市場への輸出を促進するため、「食品の安全性と環境への配慮」をテーマとして取り上げた。研修では、インドネシアの食品関連産業のマネージャーらが、食品産業のトレンドや失敗事例、日本企業の安全性や環境への取組みについて講義をうけ、自社の製品を持ち寄り、講師からアドバイスを受けた。3日間に亘り、講師を務めていただいた有限会社ビーブラウン代表取締役社長 西龍治氏に寄稿頂いた。

西 龍治

有限会社ビーブラウン代表取締役社長

ジャカルタの現実問題

関空からシンガポール経由でジャカルタにたどり着いたのは夕方の6時。関空を朝11時出発してから時差2時間を考慮して9時間の小旅行でした。ジャカルタの入国ロビーにローカルな雰囲気を感じました。空港は大勢の人でごった返していましたが意外と静寂で落ち着いた雰囲気の中、香木の香りがロビーを満たしているのが印象的でした。翌朝、ホテルを出発して研修センターに向かう途中、多くのバイク通勤でタオルを顔に巻いているなか、黒煙を出しながら走っているバス、トラックに、都市の大気汚染の現状と河川を横切るときのゴミと廃材の散乱、どんよりと油で光った流れの見えない河面に雨期は水面が上昇して氾濫する現実問題を感じました。

研修のフォローアップのためのメーリンググループを構築

ジャカルタの講義の様子

研修センターは日本政府が寄贈したとても立派なビルでした。光熱費の高騰もあり、真夏のドライシーズンで空調はとても高めに設定してあったにもかかわらず三日間の講義中は快適でした。講義中は控えめな質疑応答でしたが、午前と午後の講義の間に休憩のティータイムが2回あり、お茶菓子、果物を頂きながら活発な質疑応答と親しみを感じさせる会話に時間を忘れる思いでした。クオリティー・オブ・ライフの高さに、参加者の家族も温かみが有るのだろうなと想像しました。食物アレルギーを持つ家族の参加者もおり、最終日には参加者でメーリンググループを作ってフォローアップの情報交換をする事になり、日本とビジネスをしたいという思いが強く伝わりました。

インドネシアの食品関連産業のマネージャーらが、自社の製品を持ち寄り、講師からアドバイスを受けた。ハイビスカスのお茶を持参した研修参加者。

魚の干物を持参した参加者にアドバイスする西講師

インドネシア海外研修「食品の安全性と環境への配慮」

実施期間
2008.7.15~17
研修参加者
インドネシアにおける食品関連産業のマネージャークラス 30名
関係機関
財団法人 海外技術者研修協会、社団法人 関西経済連合会、インドネシア貿易研修センター