西安市出張コラム(2015年1月)

11 月10 日から15 日まで、京都市と連携した「中国・西安市における大気中の浮遊粒子状物量削減事業」 専門家派遣で西安市に出張しました。様子を一部ご紹介します。

懐かしい研修員との再会

訪問先の自動車排ガスのセンターでは、2008 年(一番初めの研修)に参加した研修員が昇進し、 センターのトップに就任しており懐かしい再会となりました。 当センターからは、2008 年の研修に主任が、 6 年間の締めくくりの2014 年の研修には副主任が参加しており、ぜひとも自動車排ガス対策に特化した内容での協力を引き続きお願いしたいと希望しておられました。

西安では自動車保有台数が200 万台を突破し、この3 年間 年率25% の勢いで増加しているそうです。 エコカー補助金や、古い車の淘汰、車に乗らない日(9 月22 日)の提唱、レンタル自転車(登録制で30 分無料、乗り捨て可)8000台投入、 新エネルギー車開発促進など、いろいろと力を入れているようですが 車が増えていること、ガソリンの質が悪いことなどにより、 なかなか難しさがあるようです。

大気環境測定局を視察

西安では、2カ所の測定局を視察しました。1カ所目の測定局は通称「スーパー測定局」といわれているところで、どんなにスーパーなのかと期待していたのですが、 スーパーなのは測定機器だけで、こじんまりしたところでした。 主に研究用の施設で、学生さんが実習に来られていました。 市内20 カ所の測定局を10 名で担当しており、職員の負担は結構重いとのことでした。すべてアメリカ製の測定器が導入されていて、日本製品の参入の余地は機器更新の8 年後以外はなさそうです。

2カ所目の測定局は、先月開設されたばかりの測定局です。 ハイテク区が広がったため、もう1 カ所つくることにしたとのこと。 市内より1 時間もかかる場所でした。

この日は西安到着後最も大気の状態が悪く、 2カ所目の測定局ではPM2.5 の濃度は112 μ g/m3でした。 どれくらいの値かといいますと、京都では通常10-20 くらい、 70 を超えたら警報レベルです。 それでも、まだ「まし」な印象でした。ご参考に、飛行機雲も美しい青空の日(上)と、 スモッグがなければ美しい連峰が見れただろうに残念な日の空の写真(下)です。

国際交流部 酒井