「中米の楽園」コスタリカ共和国(2011年9月)

鱒の養殖と釣場とレストランを経営する農家

今年の1月、秋篠宮ご夫妻が外交関係樹立75周年を記念し、コスタリカを訪問されました。秋篠宮殿下はコスタリカが日本と同じ火山国で地震や豪雨被害も多いことを指摘し、「自然保全や自然防災、気候変動の取り組みにおいて、協力関係が一層進展することを期待します」と述べられました。 PREXではこれまでに「救急・大災害医療研修」や「太陽光発電導入計画支援研修」において同国から研修員を受け入れてきました。特に、2021年までに世界初の二酸化炭素(CO2)排出量をゼロとする「カーボンオフセット国」を目指す同国にとって、環境分野での協力はますます重要となってくるでしょう。 コスタリカが「中米の楽園」と呼ばれる理由はいくつかありますが、豊かな自然とそこに生息する多様な生物が大きな理由の一つです。現在は「エコツーリズムの発祥の地」として知られているコスタリカも、かつては森林伐採が原因で森林面積が国土の22%まで減少しましたが、森林破壊をくい止めるための施策により現在では約40%まで回復しています。コスタリカを訪問した際には、鱒の養殖と釣場を経営し、自給自足の生活をしている農家を訪問しました。決して豪華で便利な生活には見えませんでしたが、自然と共生するその姿に「本当の豊かさ」の意味を改めて考えさせられました。(国際交流部 コースリーダー北村圭)