PREXとの連携に向けて/兵庫県立大学大学院経営研究科教授 佐竹隆幸氏(2013年3 月)

佐竹 隆幸

兵庫県立大学 大学院経営研究科教授

「PREX」との連携に向けて

各国の中小企業政策担当者と。左から4番目が佐竹氏。(2012年8月中小 企業金融技術支援(A)コースを指導)

中小企業経営・中小企業政策・地域経済振興を専門とし、兵庫県を中心に全国各地、また海外にも拠点を広げ、研究活動・講演研修活動を行っています。

中小企業支援、地域振興支援、中小企業政策の推進に貢献すべく民間企業・公的機関・各種経済団体等で「理論と実践の融合」を重視した中小企業の育成・振興に携わっております。さらに産学公連携のネットワークを活用した地域振興にも取り組んでおり、今後PREXとの連携を強化させ、グローバルな視点をもった連携事業、たとえば研修員と中小企業経営者の交流、行政や経済団体組織との交流、兵庫県立大学大学院への留学生受入れ等、さまざまな国際交流事業の展開に期待するところであります。

日本は、経済のグローバル化による市場競争の激化、少子高齢化、雇用問題、地域経済の疲弊など、多くの社会的課題に直面しています。近い将来、開発途上国やアジアの国々でもこれらの問題に直面することになるでしょう。諸外国からの研修員の皆さんにとっては、日本の中小企業の育成・振興、また中小企業振興政策・金融支援策に関する知識や研修で作成したアクションプランの自国施策への活用が最大の課題となっています。私は研修コースリーダーをさせていただくことで、PREXと協力し、途上国の人材育成、人的資源の開発を推進し、開発途上国の国づくりとしての国際協力の一助として貢献することが使命であると考えます。さらに重要なことは、内需型の企業といえども海の向こうでおこった世界の出来事が、瞬時に企業経営の業況に反映されるという現実です。このグローバル化の影響は今後、研修員の国々においても予測されます。ゆえに世界情勢の動向に目を向けた活動が重要性を増し、PREXの組織力を活かした国際交流・情報交流の場を深めることが大切であると考えます。研修員の情熱あふれる姿勢に触れ、アクションプランの実行を願うばかりです。これからも研修コースリーダーとしてお役に立てれば幸いです。