「生産性向上」研修の手応え/有限会社 サミットラボ 杉村 光二 氏(2012年7月)
(有)サミット・ラボ 取締役社長
杉村 光二
「生産性向上」研修の手応え

2011年7月には、テレビ会議でアフリカの研修員が中小企業振興活動を行った様子の報告を受けました。

PREXの様々な活動の一部をお手伝いさせていただいてきた中で、「アフリカ地域 中小零細企業の改善に向けた生産性向上」というテーマで3年間にわたって実施した研修があります。

先ず調査団の一員としてガーナに行き、中小企業振興関連法規制、振興事業、企業の取り組み等、現地の状況を理解し3年間の研修実施計画を立てることから始まりました。

研修の特徴は、初年度及び2年度は現地の中小企業振興関連機関における中小企業支援の指導者および実務担当者を対象としますが、最終年度はこれに加えて、彼らおよびこれまでJICA専門家が現地で実際に指導した企業も含めた民間企業経営者に参加してもらったことです。

研修の内容は、日本の中小企業施策、中小企業及び先進企業の見学、モノづくり企業経営の基本であるQC、5S、KAIZEN活動の原理・原則の学習とその実践状況および成果を見聞するものとし、理論や手法を単に学ぶだけではなく、研修員が帰国して直ぐ指導実務に役立てられることを意図して、企業診断の手法や現地調査を踏まえたケーススタディによる演習を組み入れたものとし、原理・原則の応用と活用への気付きを与えるように心掛けました。

期間中には中間フォローとして、研修員が現地で中小企業振興活動を行った実態を報告してもらうとともに、TV会議で活動内容を知り課題に対するアドバイスも行いました。

研修で作成したアクションプランに沿って研修員が中小零細企業の振興活動を行い、地域の企業に生産性向上の手法をかなり普及させて企業発展に貢献してきていることは彼らの活動報告などにより手応えを感じています。

研修の成果をより一層確実で継続的・発展的なものとしていくためには、今後も研修員の活動状況を見て着実にフォローしていくことが重要と考えています。