創業支援スキルとノウハウを伝授/滋賀県産業支援プラザ 谷口直樹氏(2011年12月)


8カ国12名の研修員を受け入れて
公益財団法人 滋賀県産業支援プラザ副主幹 谷口直樹

滋賀の産業支援が世界のインキュベーションの参考になってほしい 

滋賀県産業支援プラザでは毎年、国内はもとより、幅広く海外からも創業支援関連の研修団をお迎えしています。 2011年度もその一環として9月9日(金)、「JICA中小企業振興のための金融・技術支援(A)研修」の受入れを行いました。JICAの研修団受入れは今回で3回目となります。 
受講者はスリランカ、タイ、バングラデシュ、パキスタン、マケドニア、マレーシア、モンゴル、チュニジアの計8カ国12名の皆さん。全員が各国の中央省庁、公的支援機関などで金融や技術支援の面から中小企業振興に携わっておられる方々です。 
研修の内容としては、午前中は「滋賀の創業支援 コラボしが21創業オフィスの取り組み」と題して、当プラザが実践している創業・起業家支援のモデルを英語にて説明させていただきました。

起業家の卵を発掘する「ビジネスカフェあきんどひろば」を紹介 
創業・起業家支援策は、各国で取り組みはされているものの、その手法や仕組みについては国や地域によって様々。今回は滋賀における起業家の卵、予備軍発掘ツールである「ビジネスカフェあきんどひろば」や、今年度から始まった「インキュベーションマネージャーの滋賀県独自養成研修」等、他府県からも注目いただいている新しい取り組みについて、質疑応答を交える形で皆さんの理解度と、興味の度合いを確認しながら、お話をさせていただきました。 
午後からは成功事例として、コラボしが21創業オフィスの卒業企業、ミズホネットとロックウェーブの2社を表敬訪問。インキュベーション入居時代のエピソードや、現在一人だちを果たした事業に関するプレゼンテーションをお願いしました。

起業家は産業・経済の活性化に不可欠な存在 
受講生の皆さんは約1カ月間近畿各地を回り研修をされた後、締めくくりとして各自が帰国後に実践しようとする「アクションプラン」を作成。帰国直前の発表会で披露されたそうです。 
後日談としてですが、それらアクションプランの多くに滋賀県産業支援プラザでの学びや、気付きが採用されていたといううれしい報告をいただきました。 
滋賀の創業・起業家支援活動が世界のインキュベーションの参考になればこんな光栄なことはありません。 
創業者・起業家はどこの国にとってもイノベーションを起こし、雇用を生み出す存在として、産業・経済の活性化に必要不可欠な存在です。これからも引き続き他国の模範となれるよう、創業支援スキルとノウハウの向上に努めたいと思います。