グローバルな視点に気づきを与える教育機会を/阪南大学国際観光学部 教授 森山 正氏(2011年9月)
 

阪南大学国際観光学部 

教授 森山正氏

 

産業界と大学が連携して教育を行うインターンシップは、1906年に米シンシナティ大学が地元企業と始めたのが最初と言われています。日本では文部科学省などの政策推進を背景に現在では多くの企業、団体や大学などの教育機関が参加しています。一方、インターンシップの普及や社会環境の変化に伴い新たな課題も生まれています。大学の問題意識として、新卒社員の早期退職率の増加や社会人基礎能力の開発を考慮すれば、キャリア教育をどのように設計し、学生の成長ポテンシャルを開発するかは重要な今日的課題として存在します。その意味でインターンシップは単なる就労体験ではなく、企業社会の仕組みを理解する、自ら考えて行動するなど、自己の強みのコンピテンシー発見の機会です。
PREX様とのインターンシップは既に4年を経過しました。我々が持つ上記の問題意識をご理解の上、学生の特性を反映したクオリティの高いプログラムをご提供頂いています。国際交流の仕組みや組織としてのPREXの役割への理解、また諸外国の研修者と日本企業との交流や日本文化の紹介を通じて学生自身が日本を深く知る機会にもなりました。マクロからミクロにインターンシップを考える機会は貴重で、毎年の学生満足度が高いのもよく分かります。
今後に向けた提案として、より多くの学生が参加できる新しい交流プログラムの実施です。インターンシップとは別の枠組みが実現すれば、若い世代にPREX様への理解が広がると同時に、グローバルな視点に気づきを与える教育機会になると考えております。
(PREXでは、交流活動として、阪南大学や立命館大学等の留学生、日本人学生のインターンシップを年間3名程度受け入れています。)