研修員の心に響く日本文化体感プログラムを/歴史街道推進協議会 松枝 健夫氏 (2011年9月)

歴史街道推進協議会
企画調整部長 

松枝 健夫氏

 

  日本は西洋諸国からの脅威にさらされ開国し、その後、欧米の技術や文明を全国民で吸収。学んだことを改良して自分たちの文化(商品や戦略)へと昇華させました。太平洋戦争の敗北後も同様でした。東日本大震災という第3の敗戦に、再びわが国は立ち向かわねばなりませんが、この成長の方程式は今も変わらないと思います。日本人の不屈と和の心、洗練された文化力と技術イノベーションを掛け合わせ、新生や再生の突破力を生み出していくのです。

 私たちが提案する体感プログラムは、特に海外からの研修参加者には日本の歴史文化的背景の理解を深めてもらい、自国の産業育成にいかに適用できるかを考えることで、研修成果の向上につなぐことを狙いとしています。そこでは世界に伝える日本らしさの神髄を座学で解説し、日本人が大切にしている歴史文化資源を現地で体験し実感してもらいます。

  昨年試行した体感プログラムのアンケートからは「日本の文化を学ぶことは日本の企業について理解を深める一番の方法」「日本文化を知ることはすべての基礎となる」との声が寄せられ、研修テーマとの関連性においても有効であるとの確信を得ました。「日本文化体感プログラム」が各国の研修参加者の心に響き、日本の評価を変えるインパクトをPREXの皆様とつくっていきたいと思います。

(PREXは、2011年度のJICAからの受託研修7件に、歴史街道推進協議会と連携した日本文化体感プログラムを組み込んでいます。)