研修成果の現地の広がり/株式会社 クリエイション 内海 政嘉 氏
株式会社 クリエイション
内海 政嘉代表取締役
中央アジア企業経営者などに対してご指導いただく。

モンゴルで企業を訪問し経営指導される内海先生

約10年間、PREXの研修に講師として協力してきたが、印象深い研修の1つとして、2002年に行われたモンゴルの経営者の方を対象にした研修がある。この研修の一番の目的は、帰国後、自分たちで新しいビジネスを立ち上げるためのビジネス・プランを作成することにあった。私は、日頃、中堅・中小企業、主には製造業の経営改善コンサルタントをやっているが、研修員とマン・ツー・マンで実際に実現できるビジネス・プランを懸命に立てた。

研修が終わり、2003年度にPREXの「同窓会フォローアップ事業」で現地を訪問すると、研修参加者のひとりが、研修で作ったお菓子やパンを作るビジネス・プランを実際に展開していた。現場に行くと、工場ではQCあるいは、5Sといった改善活動が実際に行われ日本で学んだことを社員研修として教えていた。印象深いのは、「PREXでの研修が自分の人生の中で、最も得るものが多かった」と言われたことだ。その言葉に非常に感激し、私も一講師として、少しでも役に立てたと考えると嬉しい気持ちであった。研修に協力した当初は、いくら一生縣命に研修をやっても、帰ってからどう生かされているかが見えなかったが、現地へ行き、彼らが学んだことを貪欲に吸収して生かしている様子を見ると、改めて、研修の与える影響の大きさと意義深さを感じた。また、研修で行った講義の内容が、現地でテキストになるなど研修員を通じてどんどん広がっていることに素晴らしさを感じている。
(2009年1月26日「PREX外務大臣表彰受賞記念フォーラム」での発表から抜粋)