30周年を記念して集うアセアンの同窓会/関西経済連合会 下妻 博 氏

下妻 博

関西経済連合会会長

「関経連アセアン経営研修」30周年記念事業を開催できたことを大変うれしく思う。この30年間に、本研修にご参加いただいた皆様、並びにインドネシア商工会議所(KADIN)やインドネシア・日本企業家協会(HIMPUNAN)をはじめとする協力団体などご協力を賜った皆様に対し、心より感謝申し上げる。

アセアン経営研修

関西の企業は、日本の中でも比較的早い時期から、インドネシアをはじめアセアン各国に進出し、関係を深めてきた。

「アセアンの経済発展を人材育成の面で応援していきたい」─こうした思いから、関西経済連合会がアセアン諸国の企業経営幹部を対象に、「関経連アセアン経営研修」をスタートさせて30年たった。当初は1ヵ国ずつ5名規模で実施したのが、今や10ヵ国15名規模にまで広がっている。経済環境が変わると企業経営のスタイルも変わる。その変化、求められる企業経営スタイルに対応できる人材の育成、人材育成分野における関西の取り組みなど、30周年記念行事としてインドネシア・ジャカルタで話し合った。同窓生、アセアン各国の経済団体、アセアンの企業などが参加した。

PREXは、1990年から関西経済連合会から本研修を受託し実施してきた。また本事業には、支援団体として企画運営に携った。関経連は、1980年に「アセアン経営研修」を開始した。アセアン各国の企業経営幹部を対象に、日本的経営の特色を学び、日本企業のみならずグローバルな視点でビジネスを円滑に行う目的で実施してきた。

パネルディスカッションの模様。インドネシア、タイ、フィリピン、ベトナムを代表したパネリストからアセアンの関係強化に資する人材育成のあり方について意見が述べられた。

この研修では、30年間で現地研修を含めると約1千名の研修生が受講し、アセアンの経済界はじめ各界に人材を輩出してきた。これもひとえに、アセアン各国の協力団体の皆様のご支援がなければできなかったことであり、御礼申し上げる。また、日本・関西においては多くの企業、特に中小企業に受け入れなどで協力をいただいた。この場を借りて御礼申し上げたい。今回、関経連は「ジャカルタ宣言」という形で、「アセアン経営研修」に加え、関西が強みを有する環境・省エネの分野で新しい環境人材事業を実施していくことを打ち出した。今後ともPREXと連携しつつ、アセアンの発展のために、人材育成事業への取り組みを強化してまいる所存である。

シンポジウム閉会の挨拶では下妻関経連会長から「ジャカルタ宣言─アジアを世界の環境先進地域に」が発表された。

フォローアップ研修ではインドネシアの同窓生の企業を訪問。