カンボジア研修員/日本での研修で素晴らしい会社と出会いました(2018年9月)

ワタイさん HEANG Vattey
Sourire Pro and Art Co., Ltd / 2015年JICAカンボジア日本センターカイゼン研修と 2017年度JICA企業家育成研修に参加

ワタイさんがパッケージをデザインしたパームオイル、パームリップやマグカップ。カンボジアのイオンで販売されているそうです。

「こんなの作りました!」商品について説明して くれているワタイさん(左)とPREX酒井

ワタイさんは、JICAカンボジア日本センター職員として、2015年に日本での研修に参加されました。日本的経営、特に「5S」「カイゼン」がメインテーマで、カンボジアのビジネスを担うカンボジアビジネスマンとともに、熱心に日本企業の経営者らの話を聞いていました。帰国後は、カンボジア日本センターで築いたネットワークや、日本での学びを活かして、商品のプロモーションやデザインを専門とする会社を自ら立ち上げました。彼女の夢は、若手芸術家を育成すること。

「カンボジアは、旧ポル・ポト政権による大量虐殺の時代があって、失われたものが多くある。クメール芸術もその一つ。クメール芸術のアイデンティティを保持してアーティストが集まる場所を作りたい」と熱い思いを話してくれました。
今回カンボジア出張の機会に初めてワタイさんの会社を訪問しました。彼女のオフィスはとてもリラックスできる素敵な空間です。レイアウトは、2017年の日本研修で訪問した「アクロクエストテクノロジー株式会社」に大変影響を受けたと話してくれました。同社は、社員が能力を発揮できる会社をめざして様々なしくみづくりに取り組む「日本でいちばん大切にしたい会社大賞」受賞企業です。
ワタイさんは、同社新免玲子副社長のお話に刺激を受け、帰国後、社員が能力を発揮できるよう心を配り、オフィス内にカフェコーナーや植物を植えてゆったりできるスペースも作ったそうです。スタッフの皆さんは、自由な雰囲気の中でのびのびと働いていらっしゃるようでした。
カンボジアの若手経営者のためには、カンボジア日本センター(CJCC)でのセミナーはじめ、勉強の機会が多くあるそうです。ワタイさんは、起業家同士の早朝勉強会にも参加しているとのことでした。また経営者で「カイゼングループ」を作り「カイゼン」をテーマに相互に情報交換する場もあるそうです。やる気のある人には様々なチャンスがある。これからも若いビジネスがどんどん生まれてきそうです。( 国際交流部 酒井)