キルギス研修員/世界企業家サミットで「ハイテクパーク構想」を発表(2016年8月)
キルギス
キルギス・ソフトウェア&サービス開発協会 代表
アバキロフ・アジスさん

世界企業家サミットの参加者たちと。左端がアバキロフ・アジスさん。

2009 年度に「JICA キルギス経済団体強化コース」に参加したアバキロフ・アジスさん(I T 企業経営者)は、研修のアクションプランで「キルギス ハイテクパーク構想」を企画しました。帰国後はI T 業界の可能性を広げるため、若者を対象としたイメージ向上のイベントや日本のI T 関連企業とのビジネスも推進しています。
今回、2016 年6 月にシリコンバレーで開催された世界企業家サミット「Global EntrepreneurshipSummit」に参加したというお便りをいただきましたので、読者の皆様にも発表内容を一部ご紹介します。

キルギスをI T のアウトソーシング先に

私はキルギスの起業家です。キルギスは中央アジアの中心にある小さな国ですが、かつては東西の国をつなぐシルクロードの中心にあり栄えていました。私たちはキルギスを「東西の架け橋」として復活させようとしています。かつて、東洋の絹製品やハーブがシルクロードを通って交易されたように、I T 製品やI T スペシャリストを送り出すという現代的な形での復活です。

キルギスは多くの強みを持っており歴史はその一つです。言語面でも優位性があります。かつて、ソ連邦にあったキルギスでは、ロシア語や英語を流ちょうに話せる人も多くいます。私自身も英語、日本語、ロシア語の3 カ国語を話します。また、キルギスは小国ですが、周辺にロシアや中国などの大国があるということも利点の一つです。これらの国々は潜在力のある大きな市場を抱えているからです。

新シルクロードのバーチャルな港

新しいI T のアウトソーシング先や、新たな機会を提供する「新シルクロード」は、「キルギス・ハイテクパーク(HTP)」やバーチャルな「港」で構成されます。バーチャルな「港」のモットーは、「アイデアや人や創造性、技術、革新が自由に行き交うところ」です。

「キルギス・ハイテクパーク」では優遇税制があり、ビジネス展開に望ましい環境を提供します。年間売上高への税率は1%、従業員の給与税率も5% 以下とします。治外法権で国境もないバーチャルなパークです。キルギスの領土のすべてが「ハイテクパーク」となるため、キルギス共和国の好きな場所に住みながら、世界のために働くことができるのです。キルギスの若者は資格もあり、モチベーションも高いため、お金を稼ぎ、能力や知識を継続的に向上させたいと望んでいます。そして、I T 産業で高い潜在力をもつ民主主義的な途上国であるキルギスを、中央アジアのリーダーにしたいと思っています。

I T 業務をキルギスにアウトソーシングする可能性がないか、ぜひ考えてみてください。キルギスは新しい発想とコラボレーションと協力をいつでも待っています!

●キルギスI T パーク http://it-park.kg/en/
●ユニークテクノロジーズ http://www.utgr.com(アジスさんが代表をしている会社です)