ガーナ帰国研修員/ガーナ産業振興研修の参加者の活動(2014年12月)
PREX では帰国後も研修員との関係を持ち続けるべく、メールでの情報配信、フェイスブック活用、随時の研修フォローアップを行っています。今回、2013 年4 月に実施したJICA「ガーナ産業振興研修」の帰国研修員12 人からアクションプランの進捗について聞くことができました。
 この研修にはものづくり中小企業を支援する立場にある公的機関の部長クラスが参加。中小企業支援機関や中小企業を訪問し、生産性向上支援などをテーマに1年間のアクションプランを策定しました。

大半の研修員がアクション

帰国後のアクションプランの進捗報告には予算不足や組織からの支援がもらえないことが壁になっているという声もありましたが、大半の研修員が何らかの行動を起こしていました。下の表に示すように具体的な活動もありました。講義や訪問先で本質を突いた質問をし、終盤に近づくにつれ帰国後の活動へのモチベーションが高まっていった研修中の12 人の姿が思い出されます。

研修員からの報告に対して、訪日研修で指導いただいた杉村光二コースリーダーから一人一人の状況に応じた励ましの言葉をもらいJICA 関西を通じて研修員全員に届けました。思うように進められていない研修員にとって「困難を乗り越える努力が必要です。決してあきらめずに小さなことから実績をつくり周りを巻き込んでいってください」という言葉は大きな励ましとなったと感じています。

行動を受け止めて励ます

研修員は訪日中に帰国後の目標とアクションを計画します。『帰国後半年か1 年ほど経ったタイミングでメールでレポートや写真を送ってもらう、講師がメッセージを返すことで、研修員が活動結果を振り返りプラン修正など次の行動に進むことを促す、しばらくしてからまたこのやりとりを繰り返す。』こんなサポートが研修員との継続的な関係を作ることにつながると同時に、研修に協力いただいた講師や訪問先に帰国後の活動の様子をフィードバックすることで喜んでいただけ、日本側での協力関係も深まるはずです。

 「菅原さん、必ずプランを実行しますよ」研修の最終日にリーダー格の研修員が私に言ってくれました。研修員の思いにこたえるためには、日本での研修で終わらない、帰国後のフォローアップについて何をすべきか考えていくことが必要だと思います。

(国際交流部 菅原)

1年間のアクションプラン (訪日研修で作成) (2013 年4 月) 進捗状況の報告 (2014 年2 月) 杉村コースリーダーのメッセージ
シアバター等を生産する企業の生産性を高める。
①企業からニーズをヒアリング。
② 実施機関による生産性の研修を推進。
③ スタッフと企業にカイゼンの意識を広める。
④ 中小企業をモニタリングし効果を報告。
プランのほとんどを実施した。予算は若干不足。
① 80 社からニーズをヒアリング。
② 8つの実施機関と生産管理の知見を共有し、カイゼンに着手。
③ 実施機関が企業に対し研修(改善、品質、生産性向上)を8 回実施。
目標設定を小刻みにして一歩一歩達成していることは素晴らしい。小さなことでも良いので成功事例を作れば、その積み重ねが大きな力となって予算獲得にもつながり、大きな成功を生むことでしょう。