シリア・アラブ共和国帰国研修員/アラブで改善活動を!(2012年5月)
シリア・アラブ共和国
ヤマーム・ファンシー毛織会社 社長
イマード・ハイダル
2009年度「JICAシリア総合経営管理研修」に参加

研修で学んだことを参加者とともに整理するアブドウラエ氏(中央)。

アラブで改善活動を!

イマード氏は帰国後、製造現場における改善活動を浸透させるセミナー活動を積極的に展開しています。その範囲は、シリア国内に留まらず、レバノンなどの周辺国にも及んでいます。さらにイマード氏は、日本で学んだことをただ伝えているのではなく、それらを自分なりに噛み砕いた上で、日本の改善活動をベースにシリア企業の文化や状況もなども考慮し、日本の専門家からいただいたテキストに加筆しながらセミナー活動を行うなど、アラブにおいて最適な改善活動の姿を模索し続けています。
普通の民間企業の社長であるイマード氏が、アラブの発展のためにこのような活動に取り組むこと自体、非常に尊いことだと思われますが、シリアの現在の複雑な状況の中、彼から「このような活動に取り組むことが、自身にとっても闇の中の希望の光となっています」というメッセージを受け取った時は、ただただシリアの安定と、彼の無事を願わずにはいられない気持ちになりました。