PREXスタッフのコラム
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パーソナルビリーフに光を

JICAパレスチナのサヘル氏とPREX国際交流部 奥村。パレスチナ資源エネルギー庁にて撮影。

研修の狙いは、研修員が何かできるようになるというより、研修員自身が変化することにあると思います。

この研修を担当した奥村です。2016年3月には、当時JICA専門員だった林氏とこの研修のフォローアップ調査でパレスチナを訪問しました。上の写真は、その時、撮影したものです。研修では、林氏が言われている「暗黙知」を創りだす場をいかに提供できるか、そして、研修員に自分の「パーソナルビリーフ:信念」にいかに気づいてもらうかということを考えています。日本での研修期間は長くても5週間です。研修の狙いは、研修員が何かできるようになるというより、研修員自身が変化することにあると思います。なぜなら、研修員は帰国後様々な状況に対応してゆくことになりますが、研修員が変化することで、異なった状況に対し、研修員自ら主体的に考え行動することができると期待するからです。
そして、自らを変えていくのには、気づき、特に「パーソナルビリーフ」への気づきが大切です。これが、行動への大きなモチベーションになります。研修員の中には、「パーソナルビリーフ」が明確ではない研修員もいますが、その人の心情を聞く機会を持ち、その人の興味があることを観察して問いかける中で、どの研修員も「パーソナルビリーフ」を持っていることがわかります。これは、研修を担当していて、とても嬉しいことです。ガーナからの研修員は、「ガーナの女性は、電気がなく、真っ暗な中で家事をしている。電気があれば家事の効率が高まり、女性が外に出ていくことが できる。女性の地位を向上させるために、太陽光発電の普及に尽力したい」と話してくれました。
カメルーンの研修員は、「働いているのは、お金のため」と言っていたのですが、研修が終わって、「日本に来て自分が変わった」といって信念に基づいたアクションプランのレポートを送ってきてくれました。
人は、自分自身が気づいていなくても「パーソナルビリーフ」を持っているのです!