PREXの小史を見る
途上国と関西の発展に向けた20年のあゆみ

PREXは、関西経済人の高い志と地域発展への熱い思いと関西の産学官の総意と協力により、1990年4月大阪に設立されました。これまで25年間に延べ600コース超の研修を実施し、研修事業を通じてアジアを中心に欧州、中東、アフリカ、中南米、大洋州などの人たちとの人的交流、相互理解の促進に努めてきました。関係各位のご支援、ご協力により途上国の人材育成機関、国際的人的交流促進機関としての基盤強化にも着実に取り組んでまいりました。

20年間で築き上げてきた活動基盤
産業振興分野での経験・ノウハウの蓄積と総合調整力の向上

PREXは設立以来、民間団体としての柔軟性を生かし、民間企業、政府関係機関、地方自治体、国際協力団体などと連携、協力を図りつつ、途上国の社会、経済の発展に貢献することを目的に、長年に亘り、産業振興分野の研修を実施し、ノウハウの蓄積と総合調整力の向上に努めてきました。テーマは、経営管理、輸出促進・マーケティング、中小企業振興、環境、観光振興・地域振興などです。研修の企画提案を積極的に行い、外部資金を活用した研修事業を拡充してきています。

国際的人的ネットワークの構築

研修参加国数は146カ国・地域、同窓会は14カ国・地域2,200名超となりました。世界各地に広がる研修員、現地関係機関とのネットワークはPREXの財産となっています。

現在、PREX同窓会は、シンガポール、マレーシア、インドネシア、フィリピン、タイ、ベトナム、中国、重慶、中央アジア、モンゴル、メキシコ、ミャンマー、ラオス、カンボジアの14の国・地域に設立されています。各同窓会での会員間の交流に加え、PREXも支援・協力し、計画的にフォローアップ活動を行い、人的ネットワークの維持、強化に努めています。各同窓会会員をはじめ帰国研修員の中には、各界の指導者的立場で活躍している方も多くなってきています。海外研修の企画・実施、現地研修ニーズの把握などのために、現地協力機関の開拓と連携強化の取組みも行なっています。

関西の産学官との幅広い接点と協力関係

PREXの運営基盤である基本財産33億9,300万円の80%は関西の民間企業97社から、20%は6自治体から寄付された浄財です。PREXの役員構成は、関西の産学官をあげての体制となっており事業運営面においてもご支援、ご協力を頂いています。設立以来、事務局陣容の半数は、関西の主要企業から手弁当で派遣いただいている現役の幹部社員、中堅社員です。この25年間、20社から83名の出向者を派遣頂いています。PREXでは、基本財産の運用収入でプロパー職員の人件費、事務所賃借料など事務局運営経費を賄っています。研修・交流事業は、先方からの要請、あるいは、当方からの企画・提案によりODA関係機関、国の関係機関、経済団体、海外関係機関などから受託し、外部機関の資金を導入して実施しています。PREXは設立以来現在まで、国・自治体からの運営補助金の支援は受けていません。また賛助会員制度はとっておらず、会費収入もありません。

豊富な経験・ノウハウと国際協力への熱意ある講師、専門家陣

PREXでは、設立以来25年間に、企業経営、中小企業振興、輸出促進・マーケティング、環境、地域振興・観光振興など産業振興分野での豊富な経験・ノウハウと国際協力に対する熱意を持った総勢約500名の講師・専門家との強いネットワークを構築してきています。また、PREX出向者OBを中心に、研修のコースリーダーとして研修の企画・運営にもご協力頂いています。

関西と途上国の交流と相互理解の促進

PREXの研修に協力いただく企業・団体数は年間約300です。PREXでは、研修事業を通じて研修の支援・協力者との双方向の交流に努めています。研修参加者をパネリストとした一般公開セミナーや研修カリキュラムに関西の特色をアピールする「関西プログラム」も組み込んでいます。2004年度からは関西の国際交流団体と連携し、日本人家庭への半日程度のホームビジットも実施しています。協力頂く皆様、帰国研修員には、機関紙「PREX NOW」やメールマガジンを発行し、継続的な情報提供を行っています。